カニエ・ウエストが3月9日にTwitterで、ADIDASが新工場を沢山作っているのでYEEZY BOOSTを大量(一年で100万単位)生産されると言うツイートについて様々な波紋を呼んでいます。
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ADIDAS YEEZY BOOST 大量生産?
元々カニエ・ウエストはADIDASで、NIKEのエアフォース1のような常に手に入れられるベーシックでありつつも普遍的なスニーカーを作ると宣言していたのですが、実際販売しているYEEZY BOOSTはご存知の通り海外はともかく国内でもプレミアムなスニーカーとなっています。
(カスタム?加工?されたYEEZY BOOST 750)
目指す方向性はハイブランドなのか・カジュアルブランドなのか
そもそもマルタン・マルジェラのようなハイブランドのアパレルウェアに影響を受けて始めたともいわれるYEEZYブランド。スニーカーだけに世間の目が行ってしまっているのはカニエ・ウエスト的にはどう写っているのでしょうか。
そして、その状況に対しこのツイートはどんな意味を持っているのでしょう。メディアは本当のことを伝えてくれないとしつつもメディア向けとも思えるこのツイートの真意とは…
. @Adidas is making a million Yeezys this year, opening up new factories…
— KANYE WEST (@kanyewest) 2016, 3月 9
生産数が大幅に増すとの事ですが、ADIDASがいつやめるかわからないYEEZYのためだけに大量に工場を作っているとは正直考えづらいところではあります。そもそも、レギュラーモデルのULTRABOOSTも、海外ではそれなりに手に入る状況ですが、日本ではリストックが全くなく人気カラーは即完売してしまっています。
更に言えば、カラーバリエーションが増えると言われているのに同時に多色カラーを出さないと言うプレミアムモデル的戦略が常にあり、今後はモデル・カラー数が増えるものの恐らく同時発売等はされないものと思われます。数ヶ月に1モデルだったのが1ヶ月に1〜2モデル出るとなれば、同じ流通量を出すには単純に5〜6倍の生産はしなければなりません。
参照記事 【噂】更新 2016年発売予定 ADIDAS YEEZY BOOST 350 750 ニューカラー販売スケジュール
工場を増やしたりラインを増やすと言う事はそんな簡単なことではなく、大きなお金が動き企業としてもリスクを背負うものです。
YEEZY BOOST の2016年の展開
と、ここまで聞くと想像は付くでしょうが、特に日本国内では手に入りづらい状況は簡単には変わらないと思われます。安直に工場増やします。大量生産で簡単に手に入るようになります。と言い切るにはそもそもカニエ・ウエスト以外へのメリットが少なすぎるような気がします。
現在のYEEZY BOOSTよりはもしかしたら手に入りやすくなるかもしれません。ですが大量生産しまくって溢れかえることはないでしょうし、カニエ・ウエストもADIDASも考えていないでしょう。そもそも販売価格が変わらないでしょうから販売している方には確実に売れる量を作るのが一番です。(そもそも国内では販売店舗が少ない)
どちらにせよ多少なりとも購入しやすくなるのは喜ばしいことなので、難しく考えずカニエ・ウエストを信じて販売数が増えることを期待したいですね。