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【取材レポート】SNSで大注目!カスタムスニーカーで芽吹いた才能 KENJI GRAPHICS

久しぶりの取材レポート記事です!昨今の情勢などから進まずにいたファッション・スニーカーを愛する著名人の方の人物像へと迫る今企画が復活!世界中のカスタムスニーカーをHEATXCENTRAL Presentation
Championship Custom Sneakerで見事優勝したKENJI GRAPHICSさん。カスタムスニーカー好き、そしてシューレース好きにはもうご存じの方も多いであろう彼は一体どんな人物で、今はどんなカスタムをしているのか、取材を快くうけてくれました!

Update KENJI GRAPHICS × NODC®︎SHOELACES 【1985】 Phantom 1月14日21時再販

さて、その前に先日発売され即完売したNODC®︎SHOELACESさんとのコラボシューレース第2弾が6月25日に発売されるそうです。要チェックですね!
KENJI GRAPHICS × NODC®SHOELACES PREMIUM SHOELACES Dusty bone 6月25日21時発売※即完売必死

スニーカーカスタマイズ&ディレクション KENJI GRAPHICS

久しぶりの取材は今の時代ならではのリモートで行わせていただきました!

ー 突然の取材のお話うけていただきありがとうございました。カスタムの業界は僕も全然未知の世界なので勉強させていただきます。

スニーカーカスタマイズ&ディレクション KENJI GRAPHICS(以下KENJI) :こちらこそ、逆に見ていただいてありがたいです!僕自身もカスタムに関してまだまだ勉強中ですが、よろしくおねがいします。

ーちなみに、今はどちらにお住まいなんですか?Instagramを見ていると色んな所に出没していて、どこにお住まいか全くわからないのですが(笑)。そもそもカスタムスニーカーと言うか、もっと言えばスニーカーにハマったきっかけはどんな感じだったのでしょう。

KENJI : わかります(笑)。僕もなんで福岡にいるのかわかりません!生まれは関東(千葉)で、転勤族の親元に生まれ転々として、現在は福岡在住なんですが、そう考えると縁もゆかりもないここで働いているのか自分でも不思議に思っています。

僕がスニーカーにはまったきっかけは何か普通すぎるのであれなんですが、皆中学生くらいの時に洋服に目覚めるじゃないですか。僕も同じように制服から私服に着替えておしゃれしてみようと思ったんですよ。そうしたら、私服を着たときに自分のダサさに衝撃を覚えて、あわてて母親にお願いしてとりあえず当時流行っていたDCのスニーカーを買ったんですね。そしてまたタイミングが悪いことに翌日に塾で盗まれ(早いw)、そんな悲しい事件がスニーカーライフのスタートでしたね。そこから、ちゃんと色々考えての初スニーカーが紫白ダンクQSで当時はとにかく安くて、それも学生の僕には魅力的でしたね。その後、当時の雑誌には通販がたくさん乗っていたじゃないですか。そこででみたジュエルスウッシュのエアフォースワンMIDを着用したりして大人になってきました。

ー こういってはなんですが、中々の新鮮なスニーカーストーリーを歩んできている気がしますね。

KENJI : その後は音楽にもどっぷりハマり、B-BOYといえばAIR FORCE 1というイメージもありAIR FORCE 1に突っ走りカルチャーにどっぷり浸かって、あっという間に現在。当時は買えなかった過去モデルを買い漁ってしまったり、とスニーカー好きあるあるお兄さんになりました。

ー なるほど…そこからカスタムスニーカーが結びつかないんすが、どういう流れでカスタムを始めることになったのですか?

KENJI : 5年ほど前から本格的に始めたスニーカーカスタムなんですが、元々着色や染色などのカスタムメインでしていました。その後ヴィンテージカスタムを独学ではじめ、所謂簡単加工を選ばずに、日々勉強しながら加工の腕を磨いて、楽しんでやらせてもらっています。元々基礎の基礎は教わったりはしていたのですが、今ではシュータンラベルや縫う作業もほぼほぼ全部自分でやっています。

様々な方からカスタム依頼をうけているのですが、昨年夏にあのヴァージル・アブローからDMが来て、カスタムしてくれとの依頼が!!実現できなかったのが残念ではありますが…

す、凄い…めちゃくちゃなことですね!

ー 所謂簡単加工を選ばず、手のかかるヴィンテージ加工をすることによって、その腕は研ぎ澄まされ、カスタム依頼品も多数。ヴィンテージのさじ加減が非常に難しいこの業界。現在はSNS上でも一際際立つ加工の腕を持ち、彼を一躍有名にしたのは世界中のカスタムスニーカー等を掲載しているInstagramのアカウントであるHeat Central Brotherhoodに取り上げられ、Championship Custom Sneaker 2021で優勝したことによることも大きいですね。

ここからは彼の数々の作品をピックアップしていきます。

AIR JORDAN 3 x Fragment Design 88 CLEAN VINTAGE CUSTOM

元々ヴィンテージ化していくのがわかりきったようなモデルではありますが、最初にFragmentカラーをヒール部にペインティング、刻印やステッチへの塗装、ブラックレザーと同じ質感 耐久性&塗った感ゼロを目指し極限まで拘った一足。様々なパーツの履き込み感と経年劣化感にこだわり抜いていますね。1988年オリジナルヴィンテージ感を60% Fragment designというブランドの上品でエレガントな部分を40%残したネオヴィンテージカスタムがテーマとのこと。渋いとしか言いようがない…

※余談ですが、DOBERMAN INFINITYのSWAYさんにこのカスタムをお願いされ、本人着用とのこと…凄い…




DUNK HI RETRO 85 NCAA WILD CATS CUSTOM/DUNK LOW BY YOU 85 NCAA WILD CATS LOW VINTAGE CUSTOM

ヴィンテージスニーカー好きにはおなじみのタイガーダンクロー。ハイカットもCUSTOMで再現したこともあるそうですが、こちらはなんとDUNK BY YOUをベースにCUSTOM。カスタムとはやりすぎると賛否両論にもなりがちですが、やはり文句なしにかっこいい!色々と企業秘密がありそうです(笑)。そして前述のハイカットのダンク・ワイルドキャッツモデル。ライニングの変色からボディーのエイジング加工に加え、タンロゴはオリジナルのキャッツへ変更 ヒールロゴもオリジナルCATSをスクラッチ加工しプリント SWOOSHもOGに近い仕様へカスタムとかなり本格的なCUSTOM。




OFF WHITE DUNK LOT 17/50 ヴィンテージカスタム

シューレースを始めとしたスニーカー周りのアイテムを発売し、お手頃な価格と品質で人気のNODC®︎SHOELACESさんとのコラボレーションとしてOFF WHITE DUNK LOT 17/50 をヴィンテージカスタム。シンプルが故に逆に難易度とやり甲斐が大きかったそうです。シンプルにカスタムスニーカー好きにはたまらないのでは。

マニア受けするものと一般受けが難しい業界ではありますが、KENJIさんならではのカスタムは一流

これまでに手掛けてきたカスタムスニーカーの一部

様々なスニーカーのCUSTOM、ヴィンテージ化を手掛けてきたKENJI GRAPHICSさんの作品の数々を一挙公開。ベースモデルはおなじみのあのモデルで大胆にカスタムしたものだったり、ベースの歴史を壊さない渋いカスタムだったり、見るだけで眼福。




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