blueover “SHV3”

夏に気持ちいい一足、極厚メッシュのレトロランニングスニーカー”SHV3″がblueoverより発売。

国産スニーカーブランド”blueover（ブルーオーバー）”は国産厚口ダブルラッセルを使用したモデル”SHV3″を発売。

SHV3はblueoverが過去に発売したクラシックランニングスニーカーモデル”shorty(ショーティ)”のバージョンアップモデル。今回のバージョンアップが3回目ということでSHV3（ショーティ Ver.3）というモデル名としてリリース。

初代”shorty”はクラシックランニングシューズの王道を行くデザインで、シンプルなアッパーパターンにブランドマークがないという斬新なデザインで注目。
セカンドモデルはソールをトレイルソールに変更、パターン調整、ラストも紳士靴のラストを採用し、無骨ながらも上品な佇まいを兼ね備えた仕様”shorty TR”として発売。

左：初代 shorty　右：セカンドモデル shorty TR

今回のカラーで最も注目するのが、ポリエステル特有の発色を活かしたネオンイエローのカラー。遠くからでも一目でわかる鮮やかなカラーは今期を象徴とする一足。その他はグレー、ホワイト、ベージュとスタイリングに合わせやすいカラーが揃う。

使用しているソールは、”築地銀だこ”とのコラボレーションで開発された”タコヤキソール”を採用。たこ焼きの鉄板からインスピレーションを受けデザインしたこのアウトソールは、半球状のスタッドが規則的に配列され、見た目だけではなく、グリップ性と屈曲性を考慮した機能的なソールとなっている。この”タコヤキソール”は私達が食べ親しんだ”たこ焼き”という日本文化から生まれた、唯一無二のソール。

アッパーデザインに使用している素材は、ダブルラッセルと呼ばれる通気性、軽量性が特徴の機能素材。一般的にスポーツアイテム等に用いられるが、このＳＨＶ３で採用しているのは通常のダブルラッセルよりもさらに１ミリ厚く仕上げた国産の生地を採用。しっかりした硬さ、足入れ感が特徴。夏の暑い日でも、快適に履ける一足。

SHV3のアッパーデザインは従来のクラシックランニングスニーカーの基本パターンは踏襲しながらも、スポーツシューズに見られる有機的なラインを排除。そしてそれに対比するようあえて直線、平行といった建築的、工業的なアッパーパターンを施した。これは飽和市場において、コモディティ化され均一となっていくモノが溢れる中、モノの個性が失われていく状況に投じた一石。

靴としての基本機能は疎外せず、ブランド理念の”当たり前に履きやすく歩きやすい”ことを前提としながら、奇抜さで目が行くような手法でなく、スニーカーとしての既視感の中に意図的なズレをバランスをとりながらコントロールするデザイン。