2017年中に発売するのかどうかも危ぶまれていたイージーブースト 350 V2。最新モデルが3種同時にアディダスから発表され11月から12月にかけて立て続けに3種類がリリースされました。発売前から人気モデルベルーガ 2.0として話題となり、販売数もこれまでで一番多く発売されたとされているグレーオレンジ。それでもいまだに即完売と言う、あらためて人気の高さを知らしめた一足となりました。
現時点では既に手に入れている方も多いと思いますが、今回も購入ししっかり履かせていただき、せっかくなのでイージーブースト初代ベルーガと比較したレビューをお伝えします。(今回は出来る限り長文にならないように心がけます…)
ちょっとその前にYEEZY BOOST 350 V2をおさらい
そもそもYEEZY BOOST(イージーブースト)はKanye West(カニエ・ウエスト)が2015年に発表したadidas Originals(アディダスオリジナルス)とのコラボレーションラインであるYEEZY(イージー)ブランドから展開されたスニーカーです。YEEZY BOOST 750 、初代YEEZY BOOST 350に続いて(BOOSTフォーム搭載していないYEEZYモデルも他にもラインナップされていますが、今回は割愛)発売され、 現在は2代目となるYEEZY BOOST 350 V2が主力ラインナップされています。
3モデル同時に発表となった2017年年末発売のイージーブースト 350 V2
そして2017年年末に満を持して登場した3モデル。SEMI FROZEN YELLOW 、GREY ORENGE(BELUGA 2.0)、BLUE TINTと同時発表され月をまたいで連続して発売。
アディダスオンライン (ダイレクト)
YEEZY BOOST 350 V2
“Semi Frozen Yellow”
B37572
発売日 2017年11月18日
価格 30,240円(税込)
アディダスオンライン(ダイレクト)
AH2203
YEEZY BOOST 350 V2 “BELUGA 2.0””GRAY ORENGE”
発売予定日 2017年11月25日
価格 30,240円(税込)
アディダスオンライン(ダイレクト)
YEEZY BOOST 350 V2 “Blue Tint ”
B37571
発売予定日 2017年12月16日
価格 30,240円(税込み)
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11月18日限定発売予定 YEEZY BOOST 350 V2 B37572 “Semi Frozen Yellow”
12月16日発売予定 adidas YEEZY BOOST 350 V2 “Blue Tint “
その中でも発売前から話題になっていたのは、YEEZY BOOST 350が V2にアップデートされた当時の最初のモデルで、中間色に大胆にオレンジのラインとSPLY-350の文字の入ったデザインはこれまでのミニマルなデザインからインパクトの強いデザインになり履き心地もアップしたモデルで、現在も人気モデルのひとつです。
ADIDAS ORIGINALS YEEZY BOOST 350 V2
STEGRY/BELUGA/SOLRED
BB1826
発売日 2016年9月24日
そして今回レビューに登場するのは後継モデルではないかとうわさされた新色、GREY ORENGE。
オフィシャル画像で比較してみると確かにグレーカラーをベースにオレンジを差し色とした点は共通点にもとれます。
参照記事
11月25日発売予定 ADIDAS YEEZY BOOST 350 V2 “BELUGA 2.0””GRAY ORENGE”
9月24日発売 YEEZY BOOST 350 V2 “Beluga”
それではいよいよ実物の画像で比較してみます。
【レビュー】 adidas YEEZY BOOST 350 V2 GREY ORENGE “BELUGA 2.0”
ボックスはこれまでのYEEZY BOOST 350 V2でお馴染みの350 BOOST と大きく入ったボックス。(そろそろ買えませんかアディダスさん)
YEEZY BOOST 350 V2 GREY ORENGE “BELUGA 2.0” レビュー 詳細画像
中を開けるとこれでもかと言うくらいの紙に包まれて入っています。(例によって既に履いたものをもう一回いれています。)
それではざっくりと見ていきます。オフィシャル画像よりもグレー感が強いです。オレンジの文字がアクセントとなっていますが、基本的にはゼブラに通じる縞柄の方が目立つデザイン。捉えようによってはかなり地味にも感じますね。
正面から見るとオレンジの要素はほぼなくなります。カラーが入ったものやメリハリが強いものが多かっただけに逆に新鮮にも感じます。
後ろ姿もステッチにオレンジが入っている程度でシックなイメージ。
ちなみになのですが、シューレースが以前のベルーガとは全く違うここ最近の350 V2と同じ柄なしのタイプとなっています。
YEEZY BOOST 350 V2 BELUGAとの比較
それではいよいよ BELUGA(ベルーガ BB1826)との比較にいってみましょう。
こうして並べて比べるとベースカラーが実は全然違いますね。オレンジのサイドラインのみが違うのではと手に入れる前は思っていましたが、結構違います。これは後継と言ったカラーとは思えない…(そもそもアディダスはベルーガとは一言も言っていない)
横から見ても
後ろから見ても…あ!ヒールタブが付いています。同色なので異常に目立ちませんが…
この角度で並べるとより違いがわかります。
初代のベルーガ BB1826はオレンジが織りこまれているため外側のサイドラインだけでなく、ところどころにオレンジの斑点がでているのも特徴ですがグレーオレンジ AH2203 は織りこまれていないためグレーの縞柄が際立ちます。
気になるサイズ感ですが、履き口の見た目ではほぼ同じにしか見えません。そして1年はいているモデルと買ったばかりのモデルでほころびがほとんど変わらない。これはかなり評価出来る点ではないでしょうか!
YEEZY BOOST 350 V2は毎モデルサイズ感が違うこともユーザーを困らせる所なのですが、確実に初代のベルーガ BB1826よりはタイトです。強いて言うのであればクリームホワイトとサイズ感は近いかもしれません。(個体差があるでしょうし、そもそもイージーブーストのサイズ感はいわゆる縦の長さというより甲の高さも重要なため難しい所です。筆者自身は全てのYEEZY BOOST 350 V2をUS11 29cmに統一しています。通常のエアジョーダン1等を28cm、ランニングモデル等は28.5cmで履いています。)
そろそろサイズ感も全モデル同じにしませんか!
ところで買うまで意外と気が付かなかった点なのですが、アウトソールの色が全く違います。(流石に1週間くらいコンクリートの上を歩いたレベルではBOOSTフォームが汚れていないですね)
イージーブースト 350 V2 グレー オレンジ 着用画像(バカ履き)
今回の新色の中で一番無難なカラーでもあり、それでもベルーガ後継カラーではと注目であったカラーリング。そう考えると派手好きな人には物足りなそうです。
光の加減によってかなり印象が変わります。(バカ履き)向かい側はWHITEモデル
販売数も世界的にはかなり多かったようですが、それでも即完売。とりあえずせっかくなので左右違い(いわゆるバカ履き)してみましたが、スニーカー好きでなければ気がつかないレベル…(と言うかスニーカー好きの人でもあれ?と思うレベル)
イージーブースト 350 V2 グレー オレンジ 総評
ネガティブ要素として、やはり一番気になる所はサイズ感がモデルによってバラバラなところでしょうか。デザイン的な点では筆者の主観的な意見になってしまいますが、程々地味だけど何か無駄な存在感。そして履き心地が良く確実にこれから筆者のローテに食い込んでくるでしょう。
ヒラメ的なデザインがすきになれない人は当分どのカラーが出てもダメそうな気がしますし、独自路線でカラーを展開し徐々に流通量を増やしていくのは凄く良いと思います。執筆時点ではまだ次のカラーのblue tintが届いていないので比較できませんでしたが、こちらのサイズ感が果たしてどうなっているのか…気になるところです。
最後に一言。一回でいいので抽選当たってみたいです…
予想外に平凡で長文になりましたが、参考になれば幸いです。(次のレビューは何になるのか…)
pic credit sneakerhack