Off-White(オフホワイト)があのルーブル美術館で10月24日から開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチの回顧展を記念したコラボレーションコレクションを発売。
off-whiteがルーブル美術館とコラボレーション
Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)主宰のOff-White(オフホワイト)が、ルーブル美術館で開催されているLeonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)の没後500年を記念した大規模場回顧展の開催を記念し、ダヴィンチの代表作である”聖母子と聖アンナ”、”岩窟の聖母”に焦点を当てたスペシャルコレクションを発売。
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Off-Whiteのアローロゴとダヴィンチの絵画が融合したアイテム等、Tシャツとプルオーバーパーカーが展開されており、オフィシャルで製作されたものだけに、芸術としても評価の高いアイテムに仕上がっています。
岩窟の聖母と聖母子と聖アンナ
Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452〜1519)の岩窟の聖母と聖母子と聖アンナは、ダヴィンチの商標登録とも言えるズフマート(ぼかし描法)で描かれた人物と風景を儚く詩情豊かに描いており、人物の表情を穏やかでありながらも繊細さと表現力に富んだ絵画となっています。
余談ですが、岩窟の聖母は実は2枚あり、ルーブル版とロンドン、ナショナルギャラリー版のふたつがあるのは有名ですが、今回はもちろんルーブル版がモチーフとされています。聖母子と聖アンナはルイ12世の娘の誕生を聖アンナに感謝するための奉納画と現在では考えられていますが、レオナルド・ダ・ヴィンチの没後、人物を描いたときの配置などに関する代表作であり、この後の芸術家に大きな影響を与えた作品であることは言うまでもないところです。
豆知識
ルーブル美術館
ルーブル美術館を擁する大宮殿は1200年頃から様々な建築家が建築/増築に携わり、1870年ごろまでは権威をようするフランス国王の居住地として建築されました。それまでは農地として利用されていた事は意外と知られていないことでもあります。その後、1190年頃にフィリップ2世がフランス・パリを要塞化し城壁の建設をすることでスタートしたルーブルの大宮殿の始まりと言われています。
そしてかの有名な100年戦争が終わったのち、フランソワ1世〜アンリ2世の手によってルーヴルは大きく改装されることになります。そして1789年、フランス革命が起きます。その後もルーブルは権力の象徴と共に美術館としての権威を大きくしていきます。1911年のモナ・リザ盗難事件は今でも語り継がれる不幸な歴史であります。1793年(8月10日)に美術館として正式に開館(所有は王室)。かのフランス大皇帝であったナポレオンが各国から美術品を収奪したことにより所蔵品が莫大に増え、一時期はナポレオン美術館と名を変えたこともありました。
現在は収蔵品は38万点以上、美術品は3万5千点以上8部門にわかれ、ほぼ正方形となる宮殿本体と中庭など総面積60,600平方メートルともされる世界最大級の美術館として一般公開されており、世界一(年間800万人)の入場者数を誇り、パリに観光に行く際はマストともされています
via HB