”ファッション・スニーカー”好き著名人への突撃取材企画。久しぶりとなります!第3弾は、利きスニーカー、スニーカー同好会、ファッション芸人、活動の幅を広げる芸人であるグッドウォーキング 上田歩武さん。スニーカー好きにはお馴染みでもある彼は一体どういう人物なのか、直撃してきました!
グッドウォーキン 上田歩武
スニーカー、ファッション好きとして以前から非常に気になる存在だった上田さん。突然のお願いにもかかわらず忙しい合間をぬってお話を聞くことが出来ました!
— お忙しい中ありがとうございます。早速ですが、個人的にずっと気になっていた利きスニーカーについてお聞きしたいです。
グッドウォーキン 上田歩武(以下、上田):スニーカー同好会(上田さん、レイザーラモンRGさん等スニーカー好きの芸人が参加しているスニーカー好き芸人の集まり)のライブをやった時のワンコーナーから出来たものなんです。僕はスニーカー同好会の中では知名度が低い方なのですが、仲間の中でも知識では負けたくないなと言う気持と、どうやって目立てるかと言うのを突き詰めて言った結果でもあります。
— なるほど。上田さんと言うとスニーカーももちろんですが、ファッションも強いイメージもあります。

上田: 僕は滋賀県出身なのですが、当時の裏原のNOWHERE(A BATHING APEのNIGO氏とUNDERCOVERのJONIO氏の2人が始めた裏原宿が本格的にストリートファッションの中心になっていく始まりともなったお店)に修学旅行で行くのが楽しみだった記憶があります。ですが、その修学旅行で裏原宿に来ていく服が無いとなって、修学旅行前に夜行バスに乗って東京に行って、東京に行くための服を東京に買いに行くと言うことをしていました。
その時のファッションには強い思い入れがあります。
— 裏原ファッションを好きになっていく中でスニーカーも好きになっていったと言った感じでしょうか。
上田: スーパースターの黒白とかノースウェーブ、エアマックス95、グラビス、マスター、フットスケープ等色々ありましたね。
— その頃のファッションに軸がある感じですね。
上田: そうですね。どんだけ洗ってもとれないですね(笑)
— その中でも思い入れのあるスニーカーはありますか。
上田: アディダスのスーパースターは印象に残っています。フランスメイドのスーパースターに憧れて現行のスーパースターを買って、雑誌に載っていた写真の黄ばみ具合にしたくて、履いてサッカーとかしてましたが同じようにはならなかったのを覚えています。あとはシャックですかね。サッカー部だったんですがバッシュが好きで月間バスケとかHOOPとか読んでました。もう色んな雑誌を読み漁っていたので知識がドンドン凝縮されて今に至ります。単純にフィギュアとかアイドルと方向性が違うだけでただのヲタクですよね(笑)
— イメージ的になんですが、芸人さんやタレントさんは売れてきて、改めて昔好きだった服を買うみたいなイメージありますが、上田さんは…
上田: 僕はもう全然そんなんじゃないです。もうずっと好きで買ってます。お金あろうが無かろうが、とにかく好きなんで。お笑いはまた別なので。ファッションがとにかく好きなんで。

高校出てすぐ就職して、その給料を全部洋服につぎ込んでました。当時はアメカジが好きで、ヴィンテージやリアルマッコイズを買ってました。リアルマッコイズのディーラーが地元にあって、そこの店員さんに洋服の歴史とかを教えてもらって、学生時代ドゥニームのジーンズを買って、なかなか色落ちしないんで学生服の下にジーンズ履いてました。畳の上でほふく前進とかやってましたね(笑)
— ちょっとそれわかります(笑)
上田: お風呂は色が湯船に付いたら迷惑かけるなと思ってやりませんでしたが(笑)
— 色々試しちゃいますよね(笑)。ところで上田さんは芸人活動でファッションを前に出してきたのは最近だと思うんですが、あまり表立ってなかったのは何でなんでしょう。
上田: 僕は服は趣味だと思っていたんです。仕事になるなんて思っていなくて。エピソードトークでちょっとやっていた事もあったんですが、やはり漫才をしっかりやりたいと言う気持ちもあったんです。その後ネゴシックスさんとかスニーカー同好会とかでファッションも前に出して好きな事をして良いんだと自分の中で納得が出来たと言うか。
— なるほど。その流れで今様々な所で目にする上田さん作の刺繍キャップにつながってくるわけですね。刺繍のきっかけは一体なんだったんですか?
上田: BEAMSさんでおこなったトーキョー カルチャート by ビームスに参加させてもらったのですが、2週間展示させていただけると言うことになって、ネゴさんイラストを展示していたんですが、僕は何もすることなかったです。そこでプラ版でスニーカー型のピアスとかピンバッジを作っていて、その時に紙粘土で当時の服とかを再現してたりしました。プラ版の方はSAPEur(サプール 着たい服は自分たちで作るをコンセプトにアイテム展開するブランド)で一緒にポップアップでやったりしてます。
そしてその後プライベートで色々あったんですが、何か自分で新しいものをやってみたいと言うのもあり、刺繍を始めてみた感じです。それから毎日作ってインスタにあげています。その後オーダーをいただいて作ると言うことをやっていて、たくさんのオーダーをいただいて刺繍しまくる毎日です。

— インスタも見せていただいていますが、完全に職人ですよね。オーダーはどのように受けるのですか。
上田: 写真もらったりですね。そこから刺繍に落とし込むので大変といえば大変です。でもたまたまキャップに刺繍しただけであって、シャツとかジャケットとかに刺繍出来たら面白いなとかも考えています。Tシャツも試したんですが、チクチクするなとか洗ったら解けたらどうしようとか考えちゃいますね。
— どんな人にかぶって欲しいかとか考えたりは。
上田: 全くないです。僕はトークライブでもよく話しているんですが、スニーカーも含めそのアイテムがどうか(レア物か等)と言うのも勿論楽しいのですが、それを履いてオシャレを楽しんだらもっと楽しいって思うんですよね。
— 今のスニーカー事情とかはどう捉えてますか?
上田: いやもう全然わかります。僕も昔からプーマのビースト好きなんですが、当時のエアジョーダン1とかから全然好きですし、レア物もスタンダードも好きです。FRUITs(ストリートのスナップを集めた雑誌)が流行ったころはスカート履いたり、GARCONSを着たりもしてましたし。僕は501XXが好きな感じでファッションに入っていますが、SUPREMEが好き、HIPHOPが好き、バスケが好きとか色んな方向から同じスニーカーとかが好きとか面白いですよね。
でも、これ誰も履いてないやろなとか言うスニーカーも好きだったりします。たまたまそのスニーカーを分かってくれる人がいたらもう強く握手!って感じですね(笑)

— これからのスニーカー事情に関して思うことはありますか?
上田: 以前から思っているんですが、悟空とベジータが手を組んだようなスニーカーとか出て欲しいですね。エンダースキーマーとかもそうですが、自分がそう言った繋げられる人になれたらと思っています。好きな事を好きなままいるのは本当に大事だなと本当に思います。何を履いているのではなくどう履いているのかは大切ですよね。
— 楽しいお話ばかりであっという間に時間が過ぎてしまいましたが、本当に楽しい時間をありがとうございます。是非次のオーダー会に伺わせていただきます!

グッドウォーキン上田歩武 INFO
instagram @uedaayumu
Twitter @lifeueda
10月7日〜9日
ナノユニバース渋谷店 オーダー会 キャップ、トートバッグ 、9日トークイベント
GOOD WALKINトークイベント
出演 グッドウォーキン上田
ダイノジ大地 、ネゴシックス
10月26日
日本スニーカーばなし8
carbon
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