8月11日発売 LEE 別注 L’ECHOPPE ”ピエロパンツ”

8月11日（金）発売。LEE別注によるL’ECHOPPEの新型ピエロパンツが登場。

LEE 別注 L’ECHOPPE ”ピエロパンツ”

L’ECHOPPEがLeeに別注した新型ピエロパンツが、ついに8月11日（金）11時よ発売。

レショップは、開店当初からLeeとのコラボレーションアイテムを展開してきた。
今回は、Leeの普遍的なモデルである101をPIERROT PANTSのスタイルにアレンジした特別なデニムパンツとのコラボレーション。

PIERROT PANTSは、かつて101ライダースの広告やロデオ大会の余興でピエロの衣装として使われたものです。これは実際の着用を意図したものよりも、Leeのプロモーション用であることが多く、Rodeo Clown Pantsとも呼ばれます。本来はオーバーサイズで穿くためのデザインで、サスペンダーで吊る仕様ですが、レショップではウエストアジャスターを備えたサスペンダーボタンを取り付け、ウエストを調整できるようにしました。ベルトなしでもウエストを引き締めて穿くことができ、もちろんサスペンダーで吊ることやベルトで調整することも可能です。外見は情報がたくさんあるように見えますが、実際に履いてみると、そのデザインの理にかなった部分が感じられるでしょう。

PIERROT PANTSは、完成度と人気の高さから、約7年前に企画されたモデルからほとんど変更せずに展開。しかし、新型PIERROT PANTSの開発は困難を伴いました。その中でLeeのアーカイブを調査する中で、カウボーイパンツの大戦モデルと呼ばれる存在が浮かび上がってきました。カウボーイパンツの大戦モデルは1942年に米国で生まれ、わずかな期間生産されました。物資の制約により、デザインや素材が簡素化され、置き換えられることもありました。このモデルはその前後のモデルとは異なる特異なディテールで構成。

当時、Leeは他のデニムブランドよりも早くジッパーを導入。それが101Zでしたが、戦争の影響で一時的に生産が停止され、ボタンフライのモデルのみが提供されることとなりました。元々真鍮や銅を使用していたフロントボタンやリベットは、鉄に置き換えられました。この鉄の部品は錆びることで変化し、経年変化が楽しめる要因となりました。ウォッチポケットのリベットは省かれ、バックルバックもなくなりました。そして、特に注目すべきはバックポケットのステッチと補強布が省かれたことです。

少々不均衡な外観。しかし、その独自の余白に惹かれ、新型PIERROT PANTSの基盤として選ばれた。
LEEの101大戦モデルの中で数少ない個体の中から、1943年に生産されたヴィンテージをベース。戦時中に使用された右綾のピュアインディゴデニムを使用し、（LEEは戦後に左綾デニムを採用）本来は簡略化されているはずのボタンを調整用に追加し、広告用の特別なポケットを省略したディテールなど、ユニークな一着が仕上がり。
違和感がありつつ、必然的であり、インパクトがありながら実用的。そんな独特な魅力を持つ一本がついに発売。