復活したNIKE VOMERO 5 豆知識
NIKEのデイリーランニングシューズとして2010年に登場したNIKE VOMERO 5(ナイキ・ボメロ5)は、それまでも数多くのランニングシューズを排出していた2007年にデビューしたNIKEのランニングシューズとして総合的に機能性を高めたAIR VOMEROを長距離ランにも対応するようアップデートしたモデル。当時、その美しさと反応性に優れたクッショニングシステムで、多くのランナーから支持され再登場したモデル。昨今一気に復活し街中でも見かけるようになった同モデルの復活までをまとめてみました。
A-COLD-WALL* X NIKE ZOOM VOMERO +5
復活の兆しとなったモデルは、2018年に発売されたA-Cold-Wall*とのコラボレーションモデルのA-COLD-WALL* X NIKE ZOOM VOMERO +5。このコラボでは2019年に再びリリースされ、合計4つのカラーウェイ(ブラック、セイル、レドックス、ソラライズド)で展開され、このモデルならではのヒールカウンターで一気に有名になりました。
A-Cold-Wall* x NIKE ZOOM VOMERO +5
BLACK/REFLECT SILVER-ANTHRACITE-BLACK
AT3152-001
発売日 2018年11月30日
2019年にはコラボレーションモデルではないVOMERO 5が遂に復活。
AIR ZOOM VOMERO 5 SE SP DARK GREY
DARK GREY/BLACK-WHITE-SAIL
CI1694-001
そしてナイキは、2022年に再びVOMERO 5を復活。ウィメンズモデルとしてアース系カラーにお馴染みのメッシュのアンダーレイと異素材のオーバーレイがクラシック感も感じさせる3つのウィメンズ限定モデルが2022年にリリースされ、2度目の復活となり静かに注目を集めました。
WMNS ZOOM VOMERO 5 EARTH FOSSIL
FD9920-022
LIGHT IRON ORE/EARTH/FOSSIL
発売日 2022年
その後、2023年、レトロランニングシルエットが様々なジャンルの人々の足元を飾るようになり、復活が加速。2023年にリリースモデルは(海外)Vomero 5は17種類。カラーはレトロチックな中間色のモデルからテックを感じさせるシルバーを配したモデルなど来年もすでに多数のカラー展開が噂されています。
WMNS AIR ZOOM VOMERO 5 PHOTON DUST METALLIC SILVER
PHOTON DUST/CHROME/GRIDIRON/SAIL
FD0884-025
2023年2月23日
変化球モデルも登場。DUNKシリーズで一気に人気となったWHITE/BLACKのいわゆるパンダカラーをデザインに落とし込んだ新モデルであるAIR ZOOM VOMERO 5 TIMELESS。VOMERO以外のモデルとセットで発売されましたが、汎用性の高さを感じさせる可能性を感じさせる一足となりました。
WMNS AIR ZOOM VOMERO 5 TIMELESS
SAIL/BLACK-LIGHT BONE-WOLF GREY
FJ5474-133
発売日 2023年4月13日
スニーカーマーケットプレイスGOATによると、VOMERO 5は同プラットフォームで6番目に急成長しているラインであり、売上は前年比+1237%と急増しているとのこと。現在レディースのNIKE RUNNING SHOESの中でNIKE(海外)の総売上の58%を占めているほどとなっています。
2023年年末にも新カラーが発売予定となっており、最早定番モデルともなっているZOOM VOMERO 5。日本国内でも女性を中心にベーシックでレトロ感もありながらも履き心地の良さとのバランス感も大きな魅力となっており、長く履けるシューズとして幅広い層から支持されるモデルとなっています。
WMNS AIR ZOOM VOMERO 5 PLUM ECLIPSE
PLUM ECLIPSE/BLACK-PINK OXFORD-EARTH
FV1166-200
発売日 2023年11月8日
日本国内でもレトロランニングスニーカーは所謂プレミアムスニーカーのコレクターとはまた違う世界観にいるスニーカーフリークの中でも人気が高まっており、テック系とレトロ系の2本柱は今後もまだまだ根強く注目されていくのではないでしょうか。フルレザーのスニーカーとは違い季節関係なく履けるのも魅力の一つかもしれません。そんな中NIKEのランニングスニーカーでも成熟したモデルのZOOM VOMERO 5。どのカラーでもハズレ無しといったところも人気の理由の一つなのでは。それにしてもA-Cold-Wall*とのコラボレーションモデルは手に入れるの難しくなりましたね…